こども教育コース

コース概要

子ども一人ひとりに寄り添う保育のプロの実践家を育てる「こども教育コース」。2年間で国家資格(幼稚園教諭、保育士)の取得が可能です。
保育の5領域を「あそび」という切り口ではぐくむ人材を育てます。

アドミッション・ポリシー(AP)

ディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるための条件として、次に掲げる知識、能力、目的意識、意欲を備えた人物を求める。

  • AP1 建学の理念を理解し、温かい大きな心を育み、豊かな人間性を発揮することを目指し、成長する意欲がある。
  • AP2 保育者としての能力を高めたいと考えている。
  • AP3 高等学校での教育課程を幅広く修得している。
  • AP4 地域や社会の動向に関心を持ち、知識や情報をもとに自ら考えることができる。
  • AP5 一定のコミュニケーション能力を兼ね備えている。

新授業

「こどもあそび学入門」「こどもあそび学」

こどもを取り巻く「あそび」に焦点をあてた授業をはじめました。折り紙やカプラ、腹話術、伝承あそび、チャレンジランキング、草花あそび、ウクレレ、人形劇、玩具、ダンス、手話ソング、グリーティングカード、布絵本、仕掛け絵本、ペープサート、パネルシアターなど、みんなで実演する楽しい授業です。

Voice

学生Voice

伊藤 歩実 さん
(京都西山高等学校出身)

高校の時から通っていて、
ここの雰囲気が好きになりました。

高校生の時に本学の単位を先行して取得できる高大連携のカリキュラムがあり、その頃から授業を受けていました。何度も訪れるうちに、少人数制授業をしていることや学校の雰囲気もよくわかり入学することに。

本学は5領域に各専任の教員がおられ、実践的で応用的な学びが豊富だと感じています。授業で取ったノートは実習で見返すなど役立つ教えがいっぱい。本学に来て約5年ですが、音楽サークルみんなで合同演奏会を開催するなど、充実した学生生活です。

卒業生Voice

中村 美咲 さん
(2022年度卒業)

学生時代のいろんな経験が、
今の私の大きな支えです。

実習先で明るく前向きにこどもと関わる先生と出会い、その先生にあこがれて就職しました。大学では指導案や保育記録の作成に苦労しましたが、働いてみてこどもたちへの働きかけを考える習慣になっていることに気付き、とてもためになったと感じています。

在学中は「失敗したな」と思うことがあったものの、卒業時に「こんなことあったね」と笑い合えた仲間や先生との出会いは今の私の心の支え。皆さんもそんな有意義な学生生活を過ごしてください。

開講科目予定

※2024年度開講科目については、が「2024年度学生便覧」のカリキュラム表を参照してください。

※画像をタップすると拡大して表示することができます。

取得できる資格

  • 保育士資格
  • 幼稚園教諭二種免許状 
  • 社会福祉主事任用資格

目指せる資格

  • 幼保英語検定
  • 幼児体育指導員(初級)
  • 認定ベビーシッター 
  • こども環境管理士2級資格
  • 児童厚生員

授業ピックアップ

保育のプロから学んで「あそび」のプロになる
さまざまな「あそび」を通して成長するこどもたちのために、実務経験のある教員から生きた「あそび」を学びます。

音楽

リズム遊びやピアノの弾き歌いなど、こどもたちが夢中になる「音楽遊び」のスキルを基礎から習得。ピアノ未経験でも安心して上達できる環境を整えています。パネルシアターと一緒にウクレレ演奏のレッスンも実施。多彩な表現を身につけることができます。

図工

身近な自然にある素材を使ったおもちゃづくりや色遊び、工作に取り組み、こどもたちの好奇心や探究心を高める遊びを習得します。自由な発想から生まれるこどもたちの表現を楽しみ、理解する力を身につけ、より良い保育者を目指します。

保育内容・健康

鬼ごっこやリズム体操、マット運動、鉄棒などを通して、こどもの心身の発達に応じた運動遊びを提供できるようにします。さらにこどもの健康や生活リズムに関する基礎的な知識も習得。こどもの運動機能と生活習慣の大切さについて学びます。

保育内容・言葉

保育の現場では、さまざまな遊びや人との関わりを通してこどもたちの聞く力と話す力を育みます。授業では絵本やパネルシアター、ごっこ遊びなど言葉の遊びを学修。こどもとの対話も考えながら、言葉の成長を支える保育を学びます。

保育内容・環境

身近な生活環境は、こどもたちの成長に大きく影響するもの。授業では、こどもの視点に立ってスマホで撮影し、こどもを取り巻く自然や環境を体感します。また年中行事など季節感や日本の文化にこどもたちが楽しみながら関われる力を養います。

実習先で緊張する気持ち、私もわかります。
一緒にチャレンジしましょう。

松本 瑛里子 先生

佛教大学教育学部教育学科を卒業し、保育士資格と幼稚園教諭免許を取得。保育園に勤務した後、2022年4月より本学の実習指導員。0歳児から5歳児まで幅広く担任をもった経験を活かし、学生に保育職・子どもの魅力を伝えていく。

2022年4月から「保育実習指導」と「教育実習指導」を担当しています。それまでは保育士として働いていましたが、毎年やってくる実習生を見ていてアドバイスしたいと思い、教える側に立つことにしました。
保育の現場は日々やることが多くて大変です。実習生はそこに混じって、ひとりの保育士として実習をこなさなければなりません。ただ実際にはうまくできず落ち込む学生がたくさんいます。例えば社会人としてのマナーができていなかったり、緊張しすぎて笑顔がなかったり、本当はみんなこどもが好きでもっといい表情をしているはずなのに…と思えることばかり。だから学生には「こどもといる時間を楽しんで」と伝えています。失敗を恐れていたら、せっかくの成長する機会を逃しますからね。学生時代の私にも教えてあげたいくらいです。
もしも実習で困ったことがあったら何でも相談してください。一緒に悩みながら理想の保育者を目指しましょう。