学長挨拶


ごあいさつ

京都西山短期大学の建学の精神は、「ほとけの慈悲のこころを学ぶ」ということです。それは、ひとのよろこびを自分のよろこびとし、ひとの悲しみを自分の悲しみとしてうけとめ、みずからの身体と心を通じて社会に貢献する、次代をになう人財を育成するということを目的としています。
入学式、卒業式、本学ではことあるごとに歌う歌があります。念仏讃という歌です。法然上人の弟子の西山上人というひとが作った和歌に、古関裕而という作曲家が曲をつけたものです。
生きて身(み)をはちすの上に宿(やど)さずば念仏(ねんぶつ)申す甲斐(かい)やなからん  「はちす」というのは蓮華の花のことです。念仏をどうとらえるかによって解釈はことなるでしょうが、わたしは、「ありがとう」ってことだと思います。私を、生かしてくれている、大きな「いのち」に対して、ありがとうと感じることがなかったら、生きている甲斐がないじゃないですか。せっかく授かったいのちです。
感謝して生きようって、花の中で生きようっていっているのだと思います。  感謝して生きる、ということは、哲学的に言うと、相手の価値観を受け入れて生きる、他人と違うことを排除の理由にしない。自分と違う他人を受け入れて受容する、ということだと思います。
京都西山短期大学に学ぶ学生ひとりひとりは、感謝とともに、助け合うこと、支援し合うことの大切さに目覚めるはずです。
現在、人類が直面している危機も、自分第一主義や排他的精神では克服できません。
法然上人がひとびとの救いを説きはじめたこの聖地で、ともに気づき、ともに学びあうなかまをお待ちしております。

京都西山短期大学 学長 加藤 善朗

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