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仏教コース

コース概要

仏教の教えと向き合う学びをサポート

浄土宗西山派の教えを基にした知識および実践力の学びの中で、現代における諸問題についても視野に入れ取り組むことによって、現代に求められる僧侶としての心構えを形成していきます。

学びの特長

POINT01

浄土宗西山派の学び

善導大師、法然上人の教えを学んだ上で知る證空上人の教えの「西山教義概論」や、『観無量寿経』の内容について当麻曼荼羅を用いて読み解いていく「事相教旨」、漢文素読により慣れ親しんでいく「西山文献演習」など西山派のみの学びが得られます。

POINT02

一からわかりやすく

インドからアジアの諸国、そして日本に渡ってきた仏教の変遷、大乗の諸仏典や浄土教の仏典などの概略を中心に、体系的にわかりやすく仏教が学べます。「生き方の哲学」では、西洋哲学も学んで仏教哲学との比較を行い、多角的な視点や多様性を学びます。

POINT03

実践力の強化

「三部経講読」では「浄土三部経」の概要を、「宗典講読」では勤行式の内容から六時礼讃の構成を学習。新たに開講した「法務基礎実習Ⅰ~Ⅳ」では、清掃に始まり、衣の畳み方や仏具の成り立ち、寺院参拝や寺院刊行物の作成、茶道、華道、寺院法令・税法に至るまで、寺院実務を多岐にわたり学びます。

取得できる資格

  • 西山浄土宗教師資格
  • 浄土宗西山禅林寺派教師資格
  • 浄土宗西山深草派教師資格

在学生ボイス

渡 優麻 さん
(徳島県立城西高校出身)

コースの学び

髪が伸びたら散髪しますが、また伸びてくると気になる。煩悩もまた尽きることがない、と先生が例えてくださったように、生活の中から仏教を学ぶきっかけを与えていただけるので、日々考えようという気持ちになります。

入学の決め手

社会人として働いていましたが、実家の寺のことや今後のことを考えて、西山浄土宗の僧侶資格を取得するために入学しました。教員や職員に僧侶の方がおられるので、いろいろ聞ける機会があるのも本学の魅力だと思います。

宮田 璃音 さん
(兵庫県立篠山東雲高校出身)

コースの学び

自分が生まれるより前の社会と今の社会を比べて、その変化から仏教の考えを教えていただける話に引き込まれます。小学校4年生の頃からお参りに行っておられた先生の波乱万丈な人生の話は聞いているだけでおもしろいです。

入学の決め手

実家の寺の住職になるために入学しました。兄も京都西山短期大学の出身で、学ぶならここだとも教えてもらいました。歴史が好きで、光明寺という名前を知っていたのも影響しています。有名な寺院のそばで学べるという環境がすごいです。

2年間の学び

2年間の流れ

YEAR
1年次

春学期

仏教の基礎を知る

インド仏教からアジアの仏教の展開を知ることによって流れを捉え、善導教学、『無量寿経』などの浄土教に関する学びを開始していきます。

秋学期

浄土教の理解を深める

日本仏教を中心として、浄土教の成り立ちや法然教学について学びます。また京都市内の浄土宗系の寺院をめぐることによって、さらなる理解を深めます。

YEAR
2年次

春学期

西山教学の始まりと多様な学び

浄土教を基礎として證空上人の浄土思想や教えを学んでいきます。西洋哲学など仏教とは別の学びやジェンダーといった社会問題、茶道、華道の入門など幅広く学びます。

秋学期

僧侶養成の総まとめ

證空上人の浄土思想の展開を学びます。グリーフケアの観点に基づく死生観や戒律、寺院運営に必要な法令・税法を理解し、僧侶としての心構えの総まとめも行います。

2022年度開講

※画像をタップすると拡大して表示することができます。

授業ピックアップ

事相教旨Ⅰ・Ⅱ

描かれた仏の教えや意味を
丁寧に読み解く

『観無量寿経疏』に基づいて構成された当麻曼荼羅(たいままんだら)を資料として用いて、どんな意味が込められているのか絵解きします。證空上人との関わりなど、様々な側面から掘りさげます。

西山文献演習Ⅰ・Ⅱ

西山文献を輪読して、
互いに意見を交わす

西山教義に関わる文献を読み、教えに対する理解を深めます。授業は一方的なレクチャーではなく、グループディスカッションや課題発表を通じて、用語の解釈や背景にある思想をひもとき、相互に意見を交わします。

現代社会と仏教

現代の死生観に対する、
救いを考える

仏教で説く救いが「人の死生観に何を与えるか」を考える授業です。医療・福祉現場などで聞かれる「ターミナルケア」「終末期医療」といった、社会的な問題への関心を高めます。

一人前の僧侶を
育てたい

各地で活躍する力アップ

田中 雅伸 先生

京都西山短期大学仏教学科仏教コース卒業。西蔵寺の住職。2010年より本学、法式講師として着任。総本山光明寺式事研修会に20年間在籍。

「法式」「西山文献演習」の授業を担当している田中雅伸先生に、授業を通して学生に伝えたいことを伺いました。

―授業ではどのようなことを教えられているのでしょうか。

田中

「西山文献演習」は基本的に座学です。声を出して様々な文献を読み、教義の理解を深めてもらっています。一方、「法式」は実技演習がメインですね。お経を読む時の声の出し方や木魚のたたき方、各種法要の作法を中心に教えています。

―なぜ「法式」は実演主体なのでしょうか。

田中

卒業したら実家のお寺を継いで、すぐに僧侶として法要を行わないといけない学生もいるためです。ひとりの僧侶として巣立っていけるように実践を重視しています。

―すぐに習得できるのでしょうか。

田中

実家がお寺の学生は、小さい頃から見たり聞いたりしているため比較的上手ですが、お寺に馴染みのない学生でもどんどん上達します。たとえば木魚のたたき方には、お経の文字を読むのと同時に打つ「頭打ち」と、文字と文字の間に打つ「間打ち」というのがあって、どちらもお経を読む時のリズムをとるものなので、お経が読めるようになってリズム取りに慣れればできるようになります。

―ひと通り覚えれば、それで僧侶としてやっていけるのでしょうか。

田中

本学で教えている法式は、西山浄土宗の一番ベーシックなものです。法要の作法にしろお経の読み方にしろ地域によって違いがあるので、それは卒業してから少しずつ学んでいかないといけないですね。

―僧侶にも地域性があるのですね。

伊藤

私が僧侶を務める京都市内の寺院にも、独自のものがあります。ただ、ここできっちり基礎を習得できれば対応できるんです。実際の僧侶として、そういったアドバイスはできますね。

―これからも学生への指導、よろしくお願いいたします。