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教育後援会 学長ご挨拶

教育後援会 学長ご挨拶

 皆さま、こんにちは。学長の加藤でございます。後援会の皆さまには日頃より本学の教育にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。本日は三点に絞ってご報告申し上げます。

一、現状報告 ― 耐震補強工事について
 まず、校舎の耐震補強工事のご報告です。工事は二期に分けて進めております。昨年度(令和7年度)は第1期として本館北の工事を行いました。今年度(令和8年度)は第2期として本館南の工事を進めております。
 工事にあわせて、教室の使い方も見直しました。本館3階の大会議室は情報処理演習室に、小会議室は講義室に改装しました。2階の講堂も、普段の授業で使えるよう改修しております。学生の安全を守ると同時に、学ぶ環境もよくすることができました。
 財政面では、グラウンドの売却で得た資金を工事費にあてました。入学者の増加もあって、昨年度の決算は経営収支が黒字に戻りました。工事期間中は学生や利用者の皆さまにもご不便をおかけしますが、引き続きご理解をお願いいたします。

二、短期大学の展望 ― 相次ぐ養成校の学生募集停止
 二点目は、短期大学を取り巻く環境です。ご承知のとおり、18歳人口の減少と四年制大学志向の高まりを受けて、全国で短期大学の学生募集停止が相次いでいます。とりわけ保育者・幼稚園教諭を育てる養成校の撤退が目立ちます。
 本学も例外ではありません。こども教育コースの入学者は、昨年度17名だったのに対し、今年度は5名にとどまりました。四年制大学に入りやすくなったことに加え、保育系の学部・学科を目指す若者そのものが減っていることが背景にあると見ております。
 一方で、地域の保育現場では人材が不足し続けています。小規模校ならではのきめ細かな指導で、現場に根ざした保育者を一人でも多く送り出す。この役割はむしろ重くなっていると考えております。
 この京都・滋賀でも、京都女子大学短期大学部をはじめ、龍谷大学短期大学部、池坊短期大学、京都文教短期大学、京都ノートルダム女子大学、華頂短期大学、滋賀文教短期大学、滋賀短期大学と、長年保育者を育ててきた学校が次々に学生募集の停止を決めました。保育士養成校8校、入学定員にして毎年600名を超える養成の力が、この地域から失われることになります。保育士の供給能力の低下は、まさに国難ともいうべき事態であります。

三、維持するための方策 ― 僧侶養成と留学生の就職支援
 三点目は、本学がこれからも存続していくための方策です。柱は二つです。
 一つ目は、建学の精神に根ざした僧侶養成です。仏教コースでは宗門関係者特別選抜を設け、寺院の後継者を受け入れております。昨年度の卒業生6名のうち、4名は自坊に入り、2名は龍谷大学と愛知学院大学大学院に進みました。宗門の人材を育てることは本学の原点です。今後もこの使命を大切に守ってまいります。
 二つ目は、留学生の就職支援です。共生社会学科は今年度115名の入学者を迎え、定員を大きく上回りました。その多くは日本での就職を目指す留学生です。そこでカリキュラムをユニット制に改め、在留資格「技術・人文知識・国際業務」の取得につながる履修ができるようにしました。担任制による個別の面談と、企業との連携も進めております。
 その結果、昨年度のビジネス・ITキャリアコースの卒業生48名は全員が就職しました。佐川印刷株式会社に16名を採用いただいたのをはじめ、多くの企業に受け入れていただいております。学科全体の就職率は98.5%でした。
 「入口」で学生を集めるだけでなく、「出口」までしっかり支える。それが本学の信頼につながり、次の入学者につながると考えております。

結び
 小さな短期大学ではありますが、少人数教育の良さを活かして、学生一人ひとりに寄り添う教育を続けてまいります。保護者の皆さまには、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。以上、簡単ではございますが、私からのご挨拶とさせていただきます。